さようならが寂しくないなら
手放すとき躊躇わないなら
会わない方が
すれ違う方が
手に入れてしまわない方が
(ザ・ハイロウズ「不死身の花」より)
前振り:最後に悲劇が待っているのならば
恋愛映画のバッドエンディングってありますよね。
最後には、一方の死が二人を分かつこともあります。
さて、一方が死んでしまった場合に二人の出会いに意味はあったのでしょうか。
客観的に言えば「意味があった」と主張する人が多いように思います。
特に「死」を覚悟していない二人の場合は、「思い出をありがとう」というような形で締めくくられることもあるでしょう。
さて、主観的に考えた場合に、そこまで割り切れるものでしょうか。
ぜひ皆さんにも想像してほしいと思います。
突然、恋人が死んでしまった場合に、それでもそこまでの過程があって良かったと言えるでしょうか?
少なくとも、私にはすぐに言える自信はありません。
出会わなければ良かったとすら思ってしまうかもしれません。
もちろん、寿命で死ぬような長期的な場合や、あらかじめ覚悟ができていた場合ならば別ですけどね。
本題に入ります
本題に入ります。こんな真面目な話がしたかったのではありません。
いや、ある意味真面目な話なんですが、「ときメモ」の話です。
先日、ときメモをプレイしていることを書きました。
(スマートニュースにも載ったのか、アクセスがいくつかありました)
まあがむしゃらに藤崎詩織と結ばれようと努力をしたわけです。
勉学に励み、芸術を愛し、心身を鍛え、自らを磨き、友情をはぐくみ…
いろんな出来事も二人で経験してきました。
クリスマスパーティ…
初詣…
スケート…
何気ないショッピング…
遊園地…
プール…
時には、彼女から誘われることも…
そして神にもすがりました。
欲望にも打ち勝ちました。
3年間努力し続けた結果…
そして、3年間努力を続けました。
卒業式に、伝説の木の下には果たして……
・・・
・・・
誰も居ない。
結局、3年間の目的は果たせず、私の高校生活は何だったのでしょうか?
いや、私の現実時間にして数時間は何だったのでしょうか?
この次に書いてますが、藤崎詩織との直接の関係は悪くなかったのです。
しかし、外的要因によって二人は引き裂かれることになってしまいました。
3年間の思い出は…
思えば実験ばかりしていたような気がするなぁ。
一流大学に受かったものの…
なにが永遠の愛だよ。
くそっ、
馬鹿にしやがって!
…というわけで、伝説の木の下に誰も待っていないというバッドエンディングを迎えました。
(藤崎詩織と同じ一流大学に受かってるし、それで十分じゃないか?と思うけど)
ここで冒頭の「不死身の花」よりもう一節の歌詞をご紹介。
永遠にずっと変わらないなんて
燃えないゴミと一緒じゃないか
何が敗因だったのか?
敗因を分析してこそ、次の成長へとつながる。
というわけで、ここからは多少のネット情報を解禁して、敗因を調べました。
その結果、結論は「モテすぎた」ということになりました。
藤崎詩織を口説いていたにも関わらず、他にも多くの女性から声を掛けられ続けました。
このゲームは仲良くなった上で一切誘わないと「傷つけた」ということになり、
名前の横に爆弾が置かれる仕組みになっています。
一定時間が経過すると、爆弾は爆発します。
すると、そのキャラだけでなく、女子全般から嫌われるという広範囲爆撃がなされてしまいます。
ステータスがどんどん上がっていった結果、女子からの人気が急上昇しておりました。
普通に考えれば良いことのように思うかもしれませんが、
「ボマー」が大量発生したと言い換えることもできます。
ボマー捕まえた
この爆弾の能力を解除するには、電話をかけてデートを履行せねばなりません。
しかし、多い時には3~4人による同時多発テロが実施されていました。
爆弾を確認・処理するには、
1.好雄に電話(誰に爆弾がついてるか確認)
2.その相手に電話(デート勧誘、断られる場合も)
3.デートして爆弾解消
の3ステップが基本となっています(確認は自動的に分かる場合あり)。
常に誰かに爆弾が発生しているような状況で、1つのステップに一週間かかるため、処理が追い付かなくなりました。
(イベントが発生したり、デートを断られたりするため)
というわけで、爆弾が3発さく裂したため、私と詩織の恋心も木っ端みじんに吹き飛びました。
仲良くなるとあだ名で呼んでくれるのですが、1発目の爆発で、名前呼びが元に戻ったのはショックでした。
戦犯
主な戦犯その1は、如月さんです。「さん付け」もしたくないくらいに迷惑でした。
大人しい文学キャラを装い、しょっちゅう爆弾を持ち込んできます。
何発かは処理したのですが、最後にはやられてしまいました。
戦犯その2は、片桐さんです。
時々、ルー語っぽい英語を挟んできますが、なぜそうなのか、設定は明らかになりませんでした。
如月さんと並んで、かなりの爆弾魔っぷりでした。
戦犯その3は古式さんです。
登場も遅かったので、あまりキャラを知りません。ステータス画面もありません。
テニス部のくせに運動が苦手という、分かりにくい設定くらいしか。
そもそも仲良くなったつもりもなかったですが…
地味故にあまり私が気づかない隙に、爆弾スマッシュを打ち込んできました。
以上、3名がボマーとしてミッションを完了させた方々です。
他の人達も爆弾を持ち込んではきましたが、処理には成功いたしました。
反省を現実に生かして
「モテすぎは罪」と言うことは分かりましたが、私の現実には役に立ちません。
しかし、以下の事は学びました。
- 多くの女性と知り合うと、本命が疎かになったり、隙が生じたりする
- 直接関係のない女性であっても、噂は一瞬で広まってしまい、取り返しのつかないことになる
- 出会わないことが一番の対策
- 思わせぶりな態度を取られても、信用してはならない。安心もできない。
こうしたことを、肝に銘じておきたいと思います。
サイヤ人も傷ついて強くなりますからね。