間が空きましたが、函館ネタはまだ数回分、残っております。
メインイベントとも言える、函館山からの夜景です。
- 日本三大夜景と、日本新三大夜景
- 函館山への行き方
- ロープウェイの車窓から
- 函館山の上の様子
- 夜景を見るなら漁火公園(いさりびこうえん)がオススメ
- ひたすら夜景の完成を待っているとiPhoneが悲鳴を上げた
- 撮影再開!そして夜景も完成。
- そんなわけで下山
- イルミネーションとの違い(追記)
日本三大夜景と、日本新三大夜景
日本三大夜景と言えば、
- 兵庫県:神戸の摩耶山掬星台からの夜景
- 長崎県:長崎の稲佐山からの夜景
- 北海道:函館の函館山からの夜景
の3つです。
長崎に行ったときは、確か福岡に泊まってしまったので見過ごしました。
神戸は最近行ったのですが、ひとり旅ではなかったため、相棒が力尽きたため夜景は見られませんでした。
日本三大〇〇好きとしては、夜景に関して全くスルーしていたことがショックです。
あ、「日本三大居酒屋」も途中だった。
最近では「日本新三大夜景都市」というのがあるそうです。
「一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー」という、全国の夜景観光で有名な都市や、様々な企業が協賛する団体が、新三大夜景を毎年定めています。
昨年2018年は、
- 長崎市
- 札幌市
- 北九州市
となり、函館市は6位へ、神戸市は4位となっています。
札幌の藻岩山の上には行ったことがありますが、確かに札幌の街並みが一望できる場所で、かつ当時は観光客もあまりいませんでした。
しかし、函館といえば夜景と言うのは純然たる事実。
というわけで、夜景を見ずして函館は終われないとの思いで、山に登ります。
函館山への行き方
函館山は徒歩で登ることも不可能ではないですが、凍り付いた山道をハイキングウォーキングするのは無謀なので、ロープウェイを使います。
まずは、函館山のふもとの「山麓駅」を目指します。
市電の「十字街駅」から徒歩10分弱ですが、上り坂が多い道のりです。
これがロープウェイの山麓駅。
バスなども出ているようですが、観光客が多いので混むかもしれません。
函館山の夜景は何時に行けばいいのか?
私が行った12月下旬基準で言うと、夜景の完成は16時40分頃でした。
函館山ロープウェイの公式ページには、季節ごとのだいたいの目安が書かれています。
概ね、日没時刻の30分後くらいから「夜景」となるそうです。
逆に言えば、30分後にロープウェイの山麓駅に行ったのでは遅いということですね。
混雑もするため、私は16時ちょうどくらいの便に乗りました。
それくらい前もって行けば、ものすごく混むということはありませんでした。
それでも中国人ツアーやら、クラブツーリズムとかち合ったおかげで、だいぶ不自由しましたが、10分程度の待ち時間でロープウェイに乗れました。
ロープウェイの車窓から
まだ夜景になる前ですが、ロープウェイの車窓からは、函館の街並みが展望できます。
こちらは函館港の方面。遠くの山々まで見渡せます。
ここでは、ベストポジションについたので、動画も撮ることに成功しました。
途中でも映っていますが、カラスがとにかく多いんですよね。
この後、もっと集まってきて、ちょっとした黒い塊となっていました。
「カラス、なぜなくの」で有名な童謡「七つの子」のモデルは函館山らしいですね。
っていうウソが書けるくらい、カラスが印象的でした。
函館山の上の様子
函館山の上には「山頂駅」があります。
駅舎には、お土産物屋、レストランなど、一通りが揃っています。
また、記念碑も建てられていますので、記念撮影もアリですね。
函館港などを見渡すこともできます。
また、あの有名なトーマス・ライト・ブラキストンの碑もあります。
何が有名なのかは、各自調べてください。私は面倒なので嫌です。
イギリスから来た実業家兼鳥類研究家のようです。
夜景を見るなら漁火公園(いさりびこうえん)がオススメ
ロープウェイの山頂駅には、山頂展望台があります。
しかし、そこは激混みスポットであるため、生存競争が激しいです。
そこで公式HPでもオススメされているのが、漁火公園です。
これは、ロープウェイを降りたてすぐ、左手にあるドアの先にある、小さな小さな公園です。
(公園というよりは、ちょっとした広場です)
下の画像は、漁火公園からロープウェイ発着場所を見た画像。
ドアを開けたらすぐにロープウェイの発着場所です。
ロープウェイは125人乗りでほぼ満員でしたが、漁火公園に進んだのは私含めても2~3人程度と、ほぼ全員が山頂展望台や山頂のレストラン・土産物売り場などを目指します。
漁火公園にさっさと行って場所取りをするというのが、夜景を良い場所で楽しむコツなのかもしれません。
以下、登場するのは、漁火公園から撮影した画像です。
ひたすら夜景の完成を待っているとiPhoneが悲鳴を上げた
山頂に到着したのは、16時10分頃。
まだまだ明るく、夜景と言えるような感じではありません。
16時20分頃。
すこーしだけ灯りが見えてきて、すこーしだけ夜景っぽくなってきました。
月も見えてきました。カラスがやたらと鳴いています。
16時30分頃。
だんだん、明かりが目立ってきました。車のライトも点灯し始めたようです。
16時40分頃。
辺りも暗くなってきて、これは夜景と言えるか…?
と、この辺りでまさかのアクシデント。
iPhoneの電源が急に落ちました。
バッテリー残量は70%くらいを表示していたので、バッテリー切れではないはず。
しかし、前にもこんなことがあったのを思い出しました。
それは、山形県蔵王に樹氷を見るため冬山に登った時、吹雪の中で撮影などしていたところ、急に電源が落ちてつかなくなりました。
そのときと共通しているのは「寒さ」。
氷点下には達していましたし、確かに寒いんですよ。
ただ、人間である私より先に、機械であるiPhoneが力尽きるとは情けない。
どうやら、iPhoneは北国の長時間の寒さには対応していないようです。
ただ、ここより寒いところなんていくらでもあると思うんですが、そういう地域ではどうしてるんでしょうか?
ちなみにモバイルバッテリーにつないで、私の人肌で温めたところ、電源は付くようになりました。
バッテリー残量は20%まで激減していたうえ、私の体からだいぶ熱を奪っていきましたけどね。
「北海道の寒さに向きあうため」という理由でカイロを捨ててきたのを後悔しました。
撮影再開!そして夜景も完成。
冬山の中で、服の中にスマホを突っ込んでいる間に、夜景が完成しました。
さあご覧ください。
※いろいろ明るさ調整をしてみたので、同じような写真が続きます。
ロープウェイが横切っている様子。
足元が凍り付いていたため、スリップしかけたときに撮影した画像。
ひいっ。
というわけで、函館山からの夜景を見るという目標は達成しました。
隣のおじさんが、その娘と思しき子に語り掛けていたのですが、
「昔に比べて人が減ったせいか、夜景も寂しくなった気がする」とのこと。
北海道の中ではまだまだ人口も多く、観光地でもある函館ですが、確かに夜景は人の営みがあってこそ見られるもの。
いつか消えていくのかもしれませんねえ…
そんなわけで下山
そんなしんみりとした気分の中、下りのロープウェイが混む前に下山しました。
ずっと外にいたので、手がかじかんで動かなくなってましたしね。
帰り道、山麓駅の近くの教会などを適当に見て回ってました。
何となく、神々しい画像が撮れた。
赤レンガ倉庫では、イルミネーションも。
また、クリスマスイベントなどもやっておりました。
というわけで、函館山からの夜景をお届けいたしました。
何人かに写真を見せたときに、「宝石みたい!」とはしゃいでいたのが印象的でしたので、これから人に夜景を語るときは「夜空に宝石が散りばめられたような輝き」という素敵な例え方を使おうと決めました。
イルミネーションとの違い(追記)
夜景でひとつ言い忘れてましたが、今の時期、イルミネーションをやっている場所も多くあります。
それはそれでいいのですが、函館山からの夜景は作られたものではなく、生活の営みがたまたま綺麗に見えるもので、それは自然です。
そういう視点の違いを持つと、また夜景とイルミネーションの差も楽しめるのではないでしょうか。