未だに名前で勘違いされがちな「青春18きっぷ」ですが、おじさんもおばあさんも、これを読んでいるあなたも使えます。
ちょうど長めの休みと利用可能時期が重なり、せっかくなので青春18きっぷの旅に出ました。
一日の最長記録に挑戦するぜ!的なことはなく、普通に旅してきただけですのでご了承ください。
- 青春18きっぷの基本
- 1日目(東京⇒越後湯沢)意外と近い。
- 2日目(越後湯沢⇒金沢)青春18切符使えず…?
- 3日目(金沢~名古屋)ぐるっと南下。
- 4日目(名古屋⇒東京)新幹線なら2時間かからないけど…
- 青春18きっぷについて思うこと
青春18きっぷの基本
一応、青春18きっぷをご存じない方もいるかもしれませんので説明しておきます。
適当なので、読み飛ばしていただいても結構です。
超ざっくりと言えば、11,850円で全国JRの普通電車が「1人日×5回」乗り放題になる切符です。
1人日×5回と書いたのは、
1人で5日間でも、5人で1日間でも、2人×2日間+1人×1日間でも使えるからです。
1回あたりの値段にすれば、2,370円。
相当きついでしょうが、東京(始発)から九州(北九州市・小倉駅)まで2,370円で行くことが可能です。
販売時期や利用可能時期は毎年決まっていますので、詳しくはJRのホームページにて。
【JRの公式ホームページ】
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/
例外事項や、特別乗れる路線なども書いてあります。
2019年春季分は、2019年3月31日まで販売&4月10日まで利用可能です。
私鉄はほぼ全て乗れませんし、新幹線などは特急料金を払っても乗れません。
※オプションで北海道新幹線の一部区間は乗れます。
普通列車か快速列車のグリーン車自由席なら、追加料金&青春18切符で乗ることができます。
まあ、JR普通列車が一日乗り放題と認識いただければ十分です。
値段に次ぐメリットとしては、どこの駅にも出入り自由になることがあります。
なので、乗り換えの間に駅前で散歩したり食事したりが可能です。
普通の乗車券でも定期券でも、入場券として使えませんからね。
※ちなみに、100km以上の移動の場合は駅員さんに言えば、改札外に出られます(うろ覚え)。
1日目(東京⇒越後湯沢)意外と近い。
※一応、私の大したことないプライバシーを考慮して、東京駅発着のルートにしておきます。本当は、これにプラスして東京駅までの時間と料金(1000円弱)がかかっています。
東京から越後湯沢駅へ。ルートはこんな感じです。
新幹線で行くイメージでしたが、意外と近いですね(4時間)。
朝イチで行けば、10時過ぎには到着することができます。
なぜ越後湯沢駅に行ったかと言えば、「新潟の思い出がほとんどない」からです。
全都道府県を行ったものの、厚みが足りてませんからね。
そこを補うためにも新潟、その中でも今回は近場で温泉もある越後湯沢を目指しました。
乗り換え、乗り継ぎは比較的楽な部類でした。
高崎駅は群馬では最大級の駅ですので、本数も多いし時間も潰せます。
一度改札を出てダルマを見て、朝食を軽くいただきました。
水上駅は、「水上温泉」が有名な割には小さめの駅でしたが、乗り換え時間も15分なので、大した待ち時間じゃありません。
「トンネルを抜けたら、そこは雪国でした(うろ覚え)」も経験いたしました。
そのまま越後湯沢駅に向かいます。
厳密に言えば、一度越後湯沢駅を通り過ぎ、「塩沢駅」に向かいました。
一時間ほど塩沢に滞在し、戻ってきています。
こういう使い方も、出入り自由な青春18きっぷの良さですね。
2日目(越後湯沢⇒金沢)青春18切符使えず…?
特に深い考えもなく、金沢に久々に行こうと宿を取りました。
5時間くらいで行けるなら大した距離でもないですし。
しかし、その後気が付いたのが、よく見るとJRじゃない…
直江津からは「えちごトキめき鉄道」、泊(とまり)からは「あいの風とやま鉄道」となっていました。完全に見落としていました。
てっきりJRかと思いきや、北陸新幹線の開業に伴って、第三セクター化(≒半民半公営化)されていたようです。
↑の画像で言えば直江津~金沢の3,390円分は、青春18切符の対象外。
逆に言えば、青春18切符の対象となるのは、1,490円分のみ。
※2020/01/19追記:北越急行(六日町~直江津)区間も、青春18きっぷの対象区間外だそうです。
この辺りはルールが難しいですね…私のように使わないのが一番楽なのかも。
これは1日分の青春18きっぷを使わない方が得…というわけで、ここは全てキャッシュで支払いました(私鉄の二本は、カード払いも不可でした)。
途中の泊駅は、特に何もありませんでした…待合室があっただけマシですかね。
富山県朝日町は、ヒスイ産業が盛んであるということは学べました。
※一部、特例として北陸の間も青春18切符の対象エリアとなっている私鉄区間があります。
ただし、乗れる駅・降りられる駅が限定されているので、よく注意事項を読むか、駅員さんに確認してください。
【JRの公式ホームページ】
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/
3日目(金沢~名古屋)ぐるっと南下。
3日目は、金沢から南下して名古屋を目指します。
こちらは全てJRで行くことができ、通常ならお値段は4,430円。
金沢からほぼ真っすぐ南に行けば名古屋ですが、そんな風に電車は通っていないようです。
金沢からは反時計回りに福井県を通過して、京都・大阪方面と名古屋方面に分かれるイメージです。
石川県⇒福井県⇒滋賀県⇒岐阜県⇒愛知県という5県にわたる移動です。
時間も6時間弱かかっています。
福井県もあまり行ったことがなかったので、福井駅でぶらり途中下車しました。
最近リニューアルしたんですかね。綺麗な大型施設が建っていました。
敦賀駅も18分強しかありませんでしたが、一応降り立ってみました。
この時には、空模様はみぞれという最悪の天候でしたが…
どうやら、銀河鉄道999に何らかのゆかりがあるようです。
しかし、15分もない中では、特に分かりませんでした。
こちらは近江塩津駅。もう滋賀県ですね。
こちらもほぼ待合室のみ。駅前にも特に何もありませんでした。
待合室が混んでた上に荷物での場所取り客が多すぎたので、ゆっくりできませんでした。
米原駅は新幹線の停車駅ですが、小さなお土産屋さんとレンタサイクルがあるくらいですね。
ここから琵琶湖一周200kmのサイクル旅に出る方もいるのでしょう。
平坦だったら、2日くらいあれば行けるかなあ。
画像がありませんが、大垣駅も降りてみました。
今度、駅ビルができるみたいですね。
そして駅から歩いてすぐに巨大なショッピングモールもあり、思った以上に栄えている駅でした。
4日目(名古屋⇒東京)新幹線なら2時間かからないけど…
最終日である4日目は、名古屋駅から東京駅へ。
新幹線なら1時間40分くらいですが、普通電車では6時間半くらいかかります。
実際には、この画像のルート通りにはいかず、JR快速アクティーで横浜でぶらり途中下車。
こちらでは、あの有名なミスターワッフルに訪問いたしました。
青春18きっぷについて思うこと
今回、私としては2度目の青春18切符の旅です。
数年前に買った記憶はあるのですが、その時は北関東やらで使ってしまったので大したお得感もなく…
今回は北陸の移動に失敗していますが、今のところ3回分(約7,000円相当分)を使って、1万5000円分くらい移動していますので、後2回分使わなかったとしても、金額だけで考えた場合は、元が取れています。
長距離移動な分、座席に座れないと致命的な場合があります。
とはいえ、平日の日中ならば、そんなに混むような路線もありませんでした。
私は早起きですので始発出発もそれほど苦ではない、ということもありますが…
早起きした分は電車で寝ていれば、移動時間も問題ありません。
残念なのは、乗り継ぎの駅で何にもない場合。
それも旅の楽しみ…と言えなくもないのですが、徒歩圏に何もないところで30分以上待つようなことは極力避けたいですね。
いっそ、1時間くらい空いてくれれば、食事したり少し遠出したりできるのですが…
まあ今回は、それなりに上手く乗り継げたので、そういった苦労はほとんどありませんでしたが。
「青春18きっぷ」という名前の通り、学生の卒業旅行にはベストな手段かもしれませんね。
時間と体力があってお金の無い学生には、かなりのメリットになるのではないでしょうか。
私も青春18きっぷでなければ立ち寄ることのなかったであろう駅や景色が見られたので、疲れはしましたが、いい経験でした。
旅の内容は、これから別記事で紹介していきたいと思います。