こちらは霧島神宮の大鳥居です。
大変ごりっぱですね。
それとは別に、桜島にも名物の鳥居があるとのことで向かいました。
黒神埋没鳥居
その名も黒神埋没鳥居(くろかみまいぼつとりい)です。
場所はこちら。
まるーい桜島の東側に位置しています。
時計で言えば3時の辺りですかね。
駐車場もしっかりありますので、ありがたいです。
1914年の大噴火
さて黒神埋没鳥居ですが、今から100年以上前の1914年(大正3年)の桜島大噴火によって、3mの鳥居がほとんど埋没した、というものです。
それだけの大噴火が100年前にあったんですね。
この黒神地区には当時、住宅が687戸あったそうですが、それらも全て埋まったそうです。
しかし、この黒神埋没鳥居のすぐ近くには小学校などもあり、普通の住宅地に見えます。
「猛威を語りつぐ鳥居」と看板がありますが、鳥居がなければその事実も分からなかったでしょう。
鳥居がこちら
いよいよ鳥居。こちらです。
見事に埋まっています。
あまりこの視点で鳥居を見ることがないので、珍しいですね。
真横から見たところ。
この弓形のカーブがいいんでしょうね。
なお、この鳥居はなぜか学校の間(?)に位置しています。校庭と校舎の間?
学校らしく、百葉箱が立っています。
腹五社神社
そして鳥居があるということは奥に神社があります。
こちらが奥にある社です。
すぐ近くにあり歩いても1〜2分ですね。
建物には神社感があまりないのですが、観光地らしくバスツアーの団体さんが来ておりました。
まとまらない感想まとめ
それにしても、周りはけっこう「森」になっていて、100年前の噴火で耐えたのか、また生まれたのか…
当時の村長さんは、鳥居の掘り起こし工事を「後世に残すため」中止にしたそうです。
ナイス村長。
それにしても火山と共に暮らすというのは、怖いようで恵みもあるようで。
もう10年前になりますが、火山で埋もれた町として有名なイタリアのポンペイに行ったことがあります。
「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」でも出てきたので、せっかくのイタリア旅行なら行きたかったんですよね。
だいぶ掘り起こされたその街並みは、こんな古い時代なのに、素敵な暮らしだったんじゃないかなあと何となく感じました。
ポンペイの噴火は1世紀(紀元79年)のことだそうです。
黒神埋没鳥居とは2000年近く時代が異なりますが、今も昔も火山のエネルギーは凄いものです。
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