入学おめでとう。
史跡・足利学校の場所
足利学校は、名前の通り足利市にあります。
足利市と足利家が関係あるかは、そのうち調べたいと思います。
JR足利駅から歩ける距離ですが、今回は車です。
佐野厄よけ大師からは15分くらいでした。
無料駐車場もそこそこありましたし、そんなに混みあう施設ではないかと思います。
足利学校について
足利学校の成り立ちには諸説あるそうで、奈良時代から鎌倉時代まで、数百年の誤差があるようです。
奈良時代説が正しいとすると、小野篁(おののたかむら)という人物が、作ったとか。
歴史の表舞台に出てきたのは室町時代。
当時の関東管領の上杉氏が学校として整備した、日本で一番古い学校と言われています。
そこから明治5年まで学校として機能していたようです。
ここでは主に儒学を教えていたそうですが、あの有名なフランシスコ・ザビエルも「こんな学問の要所を抑えれば、キリスト教が普及しやすいんじゃね?」という感じで海外に紹介していたそうです。
儒学なので孔子の像もありました。
中の様子など
最初の門には「徳入」(右から読むので入徳ですが)と書かれています。
学校は学びの場で、徳が高まることを入徳というようです。
そこからさらに中に入るには、おとな420円がかかります。
学校なので、入場券ではなく入学証になります。
渡されるときに「入学おめでとうございます」と言われました。
門には「学校」と書かれています。
伊勢神宮の正式名称は「神宮」、つまり神宮の中の神宮ということですが、
ここも学校の中の学校ということでしょうか。
まず入ると、左手に旧図書館。これはちょっと新しめの造り。
学校というよりは巨大なお屋敷という感じです。
中は史料館のようになっていて、昔の看板やザビエルの話、歴代校長などについて書かれています。
こちらは見づらいですが、孔子の教えを伝えるものだそうです。
バケツのような器が吊るされていて、ひしゃくで水を入れることができます。
水がバケツの8割くらいまで入ってきても安定していますが、それ以上入れるとバランスを崩してバシャッとひっくり返ってしまいます。
やりすぎ、詰め込み過ぎは良くないというような教えだそうな。
ちなみにこれはミニチュア版で、もっとでかいのもありました。
そんな歴史や学びもありますが、日本庭園が程よい大きさでいい感じ。
縁側から見える庭園の様子。
丘なども作られていて、落ち着く風景となっています。
縁側でくつろいでも良かったのですが、この日は風が強く寒かったので断念。
学校の門の隣には、梅が咲き誇っていました。
そんなわけで、足利学校でした。
お土産にザビエルグッズも売られていますよ。
ザビエルグッズはまだ分かるんですが、御朱印も売られていました。
御朱印って神社・寺だと思っていたんですが、ここは何なんですかね?
そんな疑問を胸に、私たちは卒業します。
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