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【Switchゲーム紹介46】「星をみるひと」感想。1987年からやってきたクソゲーをリメイク(移植?)。

Switchゲーム紹介のコーナー。

今回は、ファミコン末期のソフトのリメイクらしい「星をみるひと」です。

1987年、当時2歳の私にはよく分からない時代です。

 

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当時からクソゲーと呼ばれていたようですが、それもまた事実なり?

まあそれを楽しむというのもアリだとは思うんですが。

 

 

 

「星をみるひと」ストーリーについて

星をみるひとのストーリーですが、ゲームのスタート時点は全く分かりません。

STARTを押すと、いきなりフィールドと思しき場所に立っているところから始まります。

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後から説明書を読んだり、ネットで見たりしてストーリーを補完すると、

舞台は未来の居住区付きの宇宙船(スペースコロニー)。

人々は狭い世界で暮らしながら、宇宙空間をさまよっていた。

人類の中に、サイキックと呼ばれる超能力者が生まれ始めたが、コロニーの管理者(CPU)は、サイキックたちを排除し始める。

主人公の「みなみ」(名前変更不可)は、記憶を失ったものの何とか脱出。

捕まった仲間たちの「しば」「あいね」らとともに、コロニーの管理者を目指す。

 

・・・という話らしいです。

正直、ゲーム内では、こんなところまで分かりません。

主人公が記憶喪失設定という意味では、「ここはどこ?私はだれ?この世界は?」から始まっているので正しいのかも。

 

「星をみるひと」ゲームシステム

一言でいえば、ロールプレイングゲームです。

フィールドや街の中を歩き、情報を集めてストーリーを進めていきます。

フィールドでは敵に遭遇し、コマンド式のバトルで対峙していきます。

こう書くと、何ともシンプルなRPGです。

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キャラクターごとに特性もあります。

「みなみ」は「ぶれいく」のレベルが高いので、フィールド上の障害物を壊せます。

「しば」は「じゃんぷ」レベルが高く、フィールドの障害物や水場を飛び越えられます。

「あいね」は「てれぱし」が使え、キャラクターの本音が読み取れるなど、仲間加入によってできることも増えていきます。

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残念・クソゲーとされる要素について

正直なところ、プレイするのはけっこう苦痛でした。

 

ストーリー

今どきはネットで補完できるから良かったものの、いきなりフィールドに投げっぱなしでは意味が分かりません。

街に入ると、隣の町で病気が流行っていると言われるのですが…

自分が誰だかも分からないのに、知らない村の病気を治すために奔走することになります。

その後も、あまり説明のないまま進んでいきます。

もっと正確に言えば、進んでいるのかどうなのかも分かりません。

そもそもゲームの目的が分からなかったので。 

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移動・マップについて

まず、最初の村が「村の人の能力によって見えない(プレーヤーにも)」という謎の設定のせいで、迷います。

下の画像の一歩左(確か)には最初の村があるのですが、姿が見えないために路頭に迷う可能性もあります。

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そしてキャラの移動速度がめちゃくちゃ遅いです。

今回のリメイク要素として「移動速度2倍」というのがあるのは事前に知っていたのですが、2倍で何とか許容できるレベル。

しかし、移動もただ真っすぐ上下左右に進むだけでもなぜかカクカクして、滑らかな移動ができません。

 

そしてマップのつながりもよく分かりません。

最初の村は隠れているのですが、次の村までたどり着いて外に出ると、なぜか最初の村の外まで戻されます。

どこかのダンジョンでも、外に出たら最初の村の外に戻されました。

 

バトルについて

エンカウント率が適当なので、しばらく敵が出ない場合と、一歩で敵が出る場合があります。まあそれはマシな方。

まず、最初のフィールドからやたら強い敵も出現します。

ドラクエ3で言えば、アリアハンでキャタピーくらいの敵が出てきます。

そして、「にげる」コマンドがないために、強い敵に当たると死亡確定です。

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なので、運よく弱い敵と当たって、レベルを上げるしかありません。

そして謎の一つとして、HPの桁数があります。

下の戦闘画面では「50」とありますが、実際のHPは500あるという謎仕様。

しかも、レベル2で250くらい、レベル3で500…と倍々くらいで増加し続け、軽く万単位までいくようです。

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中盤の敵も100を超えるダメージを与えてこないので、耐久力は低レベルでもそれなりです。

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しかし、こちらの攻撃は、基本的に0~3程度のダメージしか与えられません。

序盤の雑魚敵はせいぜいHP1~2桁なので、それでも通用します。

 

が、少しでも強い敵にはそもそもダメージが与えられません。

ESPという「さいこ力」(いわゆるMP)を消費する技を最大威力で使っても「だめーじをうけなかった」で終わることがほとんどでした。

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そして逃げることもできず、こちらはHPだけ無駄に高いので、じわじわと殴り殺されるしかありません。

(細かい仕様を言えば、「素手状態」ならばどんな敵にも0~3ダメージを与えられるようです。ただ、武器を装備すると「武器の攻撃力>相手の防御力」とならない限りはダメージを与えられなくなるため、弱い武器を装備すると二度と攻撃を当てることができなくなります。そしてクソゲーなので当たり前ですが、装備はもっと強い武器を買う以外で変更することができません)

 

こうした要素に比べれば、例えば「たたかう(通常攻撃)」よりも「ESP(さいこ力消費)」がコマンドの一番上に来ていて誤操作しやすい上に、一度選んだコマンドのキャンセルが不可能(さらに、さいこ力が足りないと、不発でターン終了)といったことなど軽微な事です。

 

あ、一応書いておくと戦闘のテンポも悪いですよ。

なお、 

 

音楽について

ここはあまり触れているネット記事も見なかったのですが…

最初の村のBGMがけっこうきつかったです。

音量が大きめだったせいもあるんですが、ファミコン特有の尖った電子音と、村なのにダンジョンみたいな派手めの音楽によって、軽い不協和音のようでした。

まあこれは音量をかなり絞れば大丈夫でしたし、他のBGMは悪くはなかったのですが(良くもないけど)。

 

音楽と移動速度については、以下の動画でご確認ください。

 

 
 

その他

要するに、全体的に不親切ってことですね。

重要アイテムである「さんそぱいぷ」(?)が何の表示もないダンジョンの床に落ちてるとか。

戦闘終了後にレベルアップしても、チリンチリンと音が鳴るだけでメッセージも出ず、誰がレベルアップしたかも分かりません。

なぜか歩くだけでダメージを受けるゾーンになっていて、気が付かないうちに体力を失っていきなり死亡したり。

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そもそもグラフィック(ドット)がイマイチよく分からず、どこをどう歩いているのかも分かりにくいです。

下の動画では、壁だと思ったところを抜けたり戻ったりで、自分でもどうなっているか分かりませんでした(この辺でもうプレイを止めました)

 

リメイクでマシになったと思われる要素

リメイク要素は、「移動速度倍」、「巻き戻し機能」、「クイックセーブ&ロード」が主な部分です。

移動速度倍は、倍にしてようやく普通のゲームの移動くらいになるので、もはや必須。

というより、移動速度以外も倍にしてほしいくらいのテンポです。

 

次に巻き戻しですが、これはかなり大きいです。

先ほど書いたように、戦闘コマンドのキャンセルは一切できないため、ZLボタン長押しでいつでも細かく巻き戻せるのは、実質キャンセルボタンとして使えるので便利です。

(最初からキャンセルを付けとけよ!というのはさておいて)

また、フィールドを歩いているときに「エンカウントしたら少し巻き戻す」を繰り返すことで、敵との戦闘をなかったことにしながら移動することができます。

これがないと、テンポの悪い戦闘をやたらと繰り返すことになり、大幅なタイムロスになります。

 

最後のクイックセーブ&ロードも重要です。

巻き戻しも恐らく数分程度しか戻せないので、ダンジョンで死にかけるようなことには対処できません。

しかし、本来このゲームはパスワード制であるため、最序盤ですら死ぬ可能性が高いこのゲームでは、やり直しだけでも一苦労。

そんなときにクイックセーブ&ロードがあれば、多少の難易度削減にもつながります。

 

クリアする気力は無いです

まあそんなゲームですが、評価としてはドラクエ・FFなどが台頭していた当時の時代背景を考えてもクソゲーだと思いますし、リメイクするなら改善してからきてけろと思いました。

リメイクというより、ほぼ移植なんですかね。

これに980円はかなり損した気分です。

ちゃんとバランス整えて、グラと音楽をどうにかして、ストーリーとゲーム設定ももう少し分かりやすいものにすれば…ああそれはもう別ゲームか。

 

エンディングに行くには、あるんだかないんだか分からないストーリーをクリアしなければなりません。

そのためには「てれぱし」のレベルを上げる=あいねのレベル上げが必要なようですが、あの戦闘を繰り返していくのは不毛すぎると感じました。

てれぱしを上げないと、いるかと会話ができないので、進まないようです。

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難易度の問題というよりも、ただただ面倒です。
というわけで、いるかとどうなっていくのか、クソゲーとは何なのかを知りたい方くらいにしかオススメしません。
ただ、当時クリアできなかった人で、どうしてもやりたいなら、リメイク版でできるというのは嬉しいのかもしれませんね。
たぶんストーリー自体はそれほど長くないので、理解していれば数時間でクリアできそうですし。 
 

クソゲーを楽しむ、という要素もあるとは思いますが、それはヒマを持て余しまくっている時の楽しみ方かなと思います。

ゲームひとつとっても、ほかにやりたいゲームもありますしね。

 
 

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