Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「Chrono Cross」(クロノクロス)です。
本作は現役時代も未プレイ。
クロノトリガーは昔一度やったのですが、大人になってからやったせいか、ほとんど記憶がありません。
いろんな時代の仲間が集まって、ラヴォスを倒す?くらいの記憶です。
クロノトリガーを覚えていないのと、戦闘システムが合わなかったので、辛口めな感想です。
ゲームの概要
主人公は17歳の青年セルジュ。
いきなりどこかのダンジョンで、キッド、ドクとともに探検しているところから始まります。
即落ち。
そして話はここへ来る少し前に戻る。
セルジュは海沿いの小さなアルニ村で、母親と暮らしていた。
幼馴染のレナと浜辺で語らっていると、突如意識が飛ぶ。
気が付くと、似たような場所にいるが、レナはいない。
そして、同じようでありながら、少しずつ違和感がある世界になっていた。
村の自宅に帰ってみると、知らない男が「ここは自分の家だ」と言い張る。
セルジュも母のことも何も知らない。
レナに会ったものの、こちらが誰か分かっていない様子。
そして何やら不穏なことを…
そのまま崖地に行くと、セルジュは衝撃の事実を知る。
セルジュは、7歳の時に海で溺れて死んでいた。
そこへアカシア龍騎士団という集団が、セルジュを「亡霊」と呼びつけ、連れ去りにやってきた。
しかし、キッドという少女が助太刀してくれることに。
かくしてセルジュは世界から消滅し、ゲームは終了した。
(※ただのゲームオーバー画面です)
並行世界
ほんの冒頭部分だけ概要を書いてみましたが、要するに並行世界&時間軸の組み合わさった、複雑な世界観です。
ワールドマップはかなり狭いのですが、2つの世界を行ったり来たりすることになります。
仲間はかなり多く、最大で45名になるそうです。
ただし、パーティ編成できるのは3人までです。
なので、そんなに必要か?とは思いましたが…
リメイクの特徴として、倍速モード(とコマ送りモード)が使えます。
倍速は音楽以外のほぼ全てが加速され、移動や戦闘にも適用されます(ただし時々セリフも倍の速さで消える)。
なのでダンジョンなどもかなりの速さで移動でき、楽ではあります。
戦闘が…
戦闘が最後までなじめませんでした…最初のチュートリアルを発見できず、しばらく手探りだったせいもあるかもしれませんが…
本作の戦闘は、リアルタイム式というような感じになっています。
コマンド式ですがターン制ではなく、スタミナがある限り動けかつ連続行動も可能です。
スタミナは最大7まで溜まり、消費スタミナと命中率に差のある弱・中・強攻撃を使い分けていきます。
また、エレメントというシステムがあります(これもチュートリアルなしでは最初はよくわかりませんでしたが)。
これは普通のRPGでいう魔法装備に近いイメージです。
戦闘前に装備しておくことが必要で、スロットに手に入れたエレメントをはめていきます。
MPではなくそれぞれ1戦闘で1回しか使えません。
ただ、この戦闘がかなりテンポが悪く、最後までイマイチでした。
もう少し率直に言えば、大嫌いでした。
普通にHP&MPでターン制コマンドバトルの方がよっぽど良かったです。
味方は、スタミナが7まで溜まっていれば、弱→中→強→弱というような感じで連続攻撃を行うことができます。
ただ、敵の攻撃順は全く知らされないので、その連続攻撃中にも行動してくることがよくあります。
そうすると、いちいち味方キャラクターが自分の並び位置に戻って、敵が行動して、味方が中途半端なスタミナ状態でコマンド待ちになって、また敵の前に立って1回行動したらスタミナが切れて…
と、実際に操作しないと伝わりにくいですが、戦闘のテンポがかなり崩されます。
またプレステ初期特有の、謎のカメラワーク(やたらとグルグル回る)ともっさりした動き(連打してても結構遅い)が相まって、全く楽しめませんでした。
割と命中率が低いのも萎えたかな。
だいたいこんな顔でプレイしていました。
ただ、後の方になって「シンボルエンカウント無視」&「戦闘無敵化」ができることに気が付き、何とか続けることができました。
戦闘無敵化はボスも含めて相手の攻撃が全て「Miss」になるので、やられることはありません。
そのモードに気が付いてからは、Aボタンに連射キーをつけて放置でボス戦を乗り切っていました。(ちなみにオート戦闘モードには、クリア後に気が付きました)
それくらい戦闘が嫌いでした。
唯一良かったのは、「逃走」がボスを含め100%成功すること(例外もあるらしい)です。
それによってボス戦でも一度逃げて態勢が建て直せたり、ストーリーが変わったりします。
もちろん雑魚戦からも逃げられますが、シンボルエンカウントのため進路を塞がれていると逃げてもあまり意味はありません。
感想まとめ
前半は戦闘を除いて良かったのですが、後半になるにつれ、前作「クロノトリガー」の知識が明確に必要になってきます。
何となく、マールなどのキャラクターやグランドリオンという武器名は覚えていたものの、ちゃんとした設定まで覚えていないので、ストーリーにも完全には入り込むことができませんでした。
そうなると並行世界もただ面倒なものになり、「HomeとAnotherのどっちの世界のキャラ・場所・アイテムなんだよ?」というもはや何も理解していないような状況でプレイしていました。
そこへきて戦闘が(略)だったのと、細かく言えばダンジョンが見づらい(パッと見てどこが出入口・歩ける道かが分からん)などの理由で、個人的にはいまいちでしたね。
クリア後は、クロノトリガー同様に「いつでもラスボスに挑める」ようになったり、いきなりラスボスを倒すとおまけとして「開発スタッフルーム」に行けるようになったり、そういう遊び心などは嫌いじゃないんですけどね。
まあこれは相性の問題なので、仕方ないことだと思います。
比べてみると、最近のゲームって歩きやすくなっているんだなあと感じました。
過去ゲーム記事
リメイク系のゲーム感想記事を振り返ると、他でもあまりいい思い出がなかったみたい。