Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「CYBER-SHADOW」(サイバーシャドウ)です。
ドット絵で描かれる忍者アクションです。
クリア済です。
- サイバーシャドウのあらすじ
- サイバーシャドウのアクションやシステムなど
- 電脳と忍者の世界観が独特
- エンディングについて(ネタバレ)
- 感想まとめ:アクションは難易度高めでして。
- 過去Switchゲーム紹介記事
サイバーシャドウのあらすじ
舞台はメカシティと呼ばれる街。
その街は、プロジェン博士と言う天才が作り上げたものでした。
彼は人造人間の製造もおこない、街の治安維持や公共的な役割などを担わせていました。
そんな街で、シャドウたち人造忍者の一門は、街の警備を行っていました。
しかし一門のマスターであり、プロジェン博士の娘がいなくなってしまいました。
プロジェン博士はマスターの行方を探し、徐々に正気を失っていきました。
その後、街は大爆発。
爆発後の街は、いかれたプロジェン博士が武力で支配する街になりました。
主人公のシャドウは、何とか大爆発で生き延びました。
お助けロボのレギオンに導かれながら、シャドウが仕えていたマスターを探しに行きます。
シャドウの身体は既に限界を超えていて、長くは持たないと聞かされます(のっけから)。
手持ちのロケットには、マスターと思われる写真が。
荒廃したメカシティを、シャドウが駆け抜けていく。
サイバーシャドウのアクションやシステムなど
サイバーシャドウは、体力制のアクションゲームとなっています。
絵はドット絵で、世界観はサイバーパンクになっています。
最初はYで攻撃、Bでジャンプ以外には特に何もできず、ダッシュやしゃがみ、上攻撃などもありません。
しかし、ボスを倒して仲間から力を分けてもらうと…
新しいアクションや武器などが手に入ります。
例えば、最初は↑+Yで手裏剣が投げられるようになります。
ただし、こうした特殊攻撃は、SPを消費します。
敵を倒すと時々回復アイテムが出ますが、無くなったら(一部の技を除き)通常攻撃しかできません。
ステージは全部で10(か、11だったかな…)。
1ステージは10分以上はかかるボリュームでした。
途中には、HP回復と中間復帰地点となる修理ポッドがいくつか置かれています。
ステージの最後は、だいたいボスとのバトルになります。
電脳と忍者の世界観が独特
世界観がだいぶ独特で、ついていけてない部分もあると思います。
まず、名前の通り、サイバーな世界と忍びの世界が混在した世界観です。
サイバーな世界なので、デジタルダイブを行ってシステムを解除するという場面も出てきます。
一方で、忍びの世界としては、まずシャドウたち「一門」があります。
また、幽里の世界と呼ばれるあの世とこの世の間のような世界も存在しています。
幽里では、修行を受けることができ、それに応じて特殊武器やアクションが貰えます。
世界観を完全に理解するのは難しい。
高度な科学技術を持ちながら、幽霊・霊力・魂などの概念も出てくる、何でもアリに近い世界でした。
エンディングについて(ネタバレ)
だいぶ話を飛ばしますが、エンディングについて。
明確な描写がないので、私の解釈が間違っている可能性もあります。
プロジェン博士は、娘であるマスターの死を受け入れられなかった。
そのため、彼女の意識だけを閉じ込めた人造シェルを造り出した。
しかし人造シェルを維持するには、霊魂が必要。
そのため、元々は人間であった人造人間たちを大量殺りくし、その霊魂を人造シェルに捧げる必要があった。
一方で、シャドウは道中、幽里にて龍と出会い、認められる。
そうして、一門の中でも最強の力を手に入れるのだった。
とうとうプロジェン博士との対峙。
しかし、プロジェン博士は、マスターの霊魂の保存には失敗していた。
これまでシャドウの前に現れていた彼女の思念体は、単なるデータで再現したものに過ぎなかった。
そして最後の闘い。
プロジェン博士に取り込まれてしまった3人の聖忍達が、力を貸してくれ、何とか撃破します。
ボロボロになったシャドウに、意識を取り戻した聖忍達が再び力を与えます。
そして基地の最深部へ。
そこでシャドウは、本物のマスターに出会います。
最後の力を振り絞り、彼女の開放を試みるシャドウ。
最後に彼女が目覚めますが…
シャドウはもう限界を迎えていました。
そして、マスターとシャドウの魂は天に昇っていきます。
他の聖忍たちとともに…
と、ここで終われば綺麗に終わるのですが…
最後は、シャドウの残骸を調べる謎の人物が描写されます。
続編のフラグでしょうか?
感想まとめ:アクションは難易度高めでして。
さて、感想ですが、まずアクションゲームとして。
難易度は結構高い方だと思いますが、その原因は、ノックバック&一撃死にあると思います。
最初のシャドウはジャンプと攻撃しかできませんが、動きも決して早くなく、「忍者龍剣伝」のような感じです。
正面しか攻撃できず、しゃがんで避けることすらできないのに、とにかく敵の動きはやらしいんですよね。
自動追尾系の敵が多いですし、敵に当たった際の無敵時間も短めなので、まとわりついてきて連続ヒットを食らうこともあります。
そして最大の敵である、ダメージ=ノックバックするため、空中ではかなり不利です。
また、トゲや穴などの一撃死トラップも多いうえ、ダメージ中の無敵時間であろうとトゲに当たれば即死なので、かなりの死亡の大半は体力よりもトゲか穴です。
また、後半になれば溜め攻撃、二段ジャンプ、ダッシュなどができるようになるんですが…
これが本当に後半のため、それまではややもっさりしたアクションゲームのままです。
そしてこのアクションが一気にできるようになるため、それらに慣れないままに進まされるため、これはこれでかなり難易度が上がりました。
逆に、ボスはそこまで強くはない印象です。
雑魚敵やステージ構成が高難易度で、たどり着くのにはそこそこ苦労することもありましたが、ボス戦は体力が半分程度残っていれば、数回でパターンが掴めて勝てる、って感じでした。
序盤の方は、初見でも十分対応できるレベルでしたし。
ラスボスは、流石に三連戦ということもあってちょっと苦労しましたが、10回くらいのトライでクリアできたかなあ。
結果としては、5時間30分でのクリアだったようです。
死亡数は196回。
思ったより死んでましたが、大半はノックバック&一撃死です。
死ぬとけっこう戻されるのも辛いですが、死んだときのシャドウの「あぁぁ‥」みたいなオッサン声がやや汚かったです。
あ、もうひとつグラフィックが見づらいのはマイナスでした。
ドット絵はいいんですが、サイバー過ぎて、全体的に足場や敵、そしてトラップが視認しづらかったですね。
というわけで、アクションに少し難あり(ノックバックと序盤のもっさり感、そこからの後半の急なスピードアクション化)がありましたが、ちょうどいいくらいの難易度で、そこそこ楽しめたように思います。
世界観もあまりくどくど説明されるより、これくらい余地を残したものがちょうどよかったのかもしれません。
過去Switchゲーム紹介記事
【アクション特集】