千葉県民だけど、それほど行ったことはないです。
加曽利貝塚の場所
加曽利貝塚は、千葉県千葉市の若葉区にあります。
モノレールの桜木駅から徒歩15分くらい。
看板があまりなく、かつ狭い住宅街を抜けることになるので、ちょっと不安になります。
入場料などはなく、どこからが加曽利貝塚なのか分かりづらいかもしれませんね。
屋外展示など
貝塚の名前の通り、縄文時代(今から4,000~5,000年前)くらいに縄文人たちが住んでいた場所です。
貝が大量に投棄された跡があり、これが何年分かつ何世帯分なのかは分かりませんが、これだけまとめて貝を捨てていたということはそれなりの規模だったのでしょう。
こちらは貝塚の断面が見られる場所。
続いてこちらが住居跡。
穴が開いているのは、ここに柱などが打ち込まれていたそうです。
イラストによるとこんな感じ。
外には、竪穴住居を再現した建物もあります。
最低限の雨風は防げるのかもしれませんが、寒さまでは防げません。
ここで現代人が暮らせというのはちょっと辛いでしょうね。
屋外展示はこんな感じ。
屋内展示
あとは博物館があります。
かなり狭いので、歩くだけなら5分とかからず回れる規模です。
謎の縄文土器総選挙をやっていました。
縄文土器は時代や工法でいくつか区分され、その中に「E式」という区分があるそうですが、その人気投票だそうです。
一応、110番に投票してきました。
その他、土器が100個くらい?は並んでいたでしょうか。
それ以外の展示は、基本的に千葉県の貝塚の様子や発掘調査に関することが中心でした。
一応、少し縄文時代の文化などについても触れられてはいますが。
感想まとめ
三連休に訪れたというのに、すれ違った人は2~3組でした。
ボランティアガイドの人などは10人以上はいたんですけどね。
博物館や美術館などにも企画力が求められる時代です。
貝塚が貴重なのだというのは(多少)分かるんですが、それだけではかなり地味です。
京都の歴史ある街並みと、先ほどの貝塚の断面図では到底勝ち目はありません。
発掘体験やガイドなど頑張ってはいるみたいでしたけどね。
貝塚人気を高める方法は全く思いつきませんが、いかんせん物悲しいくらい人がいませんでした。
ただここを集客施設にするために投資するのが正しいのかどうか…
佐賀の吉野ケ里遺跡のように、公園機能を持たせてもいいのかなとは思いましたが。
土偶ひな祭りは面白かったかな。
建物に上がれないので、遠くからしか見えませんでしたが。
iPhoneの最大望遠で撮影。
四つ足のはイノシシとして、立ち上がっているのは何でしょうね。
過去にも行ってましたが
このブログを始めたばかり、まだ誰もスターすらつけてない頃に、加曽利貝塚に行った記事を書いておりました。
この時は肯定的に書いていましたが、ガイドの方が付いてたせいだったんですかね。
もしくはもう少し心に余裕があったのか。
歴史関係の過去記事
自分のブログを「遺跡」で検索して出てきた記事。