Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「魔女と66のキノコ」です。
本当に図らずも、ゲーム紹介記事66個目でこのタイトルで、自分でも驚いた後に「だから何だ?」となっています。
魔女と66のキノコのあらすじ
本作は、童話を少しアレンジした形になっています。
モデルはヘンゼルとグレーテル。
森の中の小屋に迷い込んだ兄妹が、悪い魔女に捕まっていました。
しかし、兄妹は魔女をうまく誘導し、暖炉で焼殺することに成功しました。
だけどもだけど、さすがは魔女。
灰になっても魂だけで動くことができました。
兄の身体を奪った魔女。
魔女の残していった帽子で魔法の力を得た妹は、兄を取り戻すために旅立ったのでした。
ゲームシステム・操作など
本作は、メトロイドヴァニアと呼ばれる、探索型の2Dアクションです。
ジャンプと攻撃というオーソドックスな操作方法です。
マップ自体はそれほど広くなく、ワープもできるために一周しても大した時間はかかりません。
特徴的なのは二段ジャンプ。
空中でホウキを出し、それに乗って少しの距離ですが左右移動が可能、その後にジャンプすることができます。
これがありそうでない操作性を生んでいて、この点はアクションの幅も広がって楽しかったです。
また、だんだんとできるアクションが増えていくのもいいですね。
ただし、操作性が高いかというと、二段ジャンプ以外はそれほどといった印象です。
空中攻撃は連打できるときとできないときがやや不安定ですし、ジャンプ・しゃがみや上段攻撃(弓矢)などの使い分けがしづらいときがありました。
また、謎解き要素というか次に進むためのフラグ等が分かりづらい部分は少しありました。
が、スタート地点にいるカラスがヒントをくれるので、だいたいはどうにか分かりました。
ラスボスについて
ネタバレですが、ラスボスとエンディングについて。
最後はもちろん、魔女と戦うことになります。
4形態を相手にすることになるので、そこそこの難易度になりました。
ただ、ラスボス最終形態の倒し方が、最初は全く分かりませんでした。
炎の玉をバラまいてきますが、何をしてもダメージが通りません。
剣を上手く使えば玉を打ち上げられますが、それが相手に当たっても何のダメージもありません。
延々とトライ&エラーを試し続けたところ、炎の玉を打ち上げる⇒斜め45度にしか撃てない弓矢で玉を射る⇒それを魔女の腹辺りにぶつける
という、なんでそういう仕組みになったのかよく分からない攻撃方法でした。
これが慣れれば連続で成功するのですが、慣れるまではなかなかノーダメージで当てるのも大変。
しかも結構正確な位置に当てる必要があるので、試行錯誤中にはこの方法の有効性に気が付くのが大変でした。
(動画参照)
なお難易度が高いという人は、メニュー画面でAボタンを押すと、隠しコマンドが使えるようになります。
これによって、ほとんど使い道のないコインを少々使って、いつでも体力をマックスに回復できるため、大幅に難易度が下がります。
キノコとエンディングについて(ネタバレ)
タイトルにまで出てくるキノコですが、ストーリー上はほとんどキノコについて語られることはありませんでした。
いきなりキノコが生えていて、「0/66」のカウンターが表示されています。
キノコを集めている人(ラプンツェル)がいて、一定グループのキノコを集めると、武器を強化できるクリスタルをくれます。
66個のキノコはマップのいろいろなところに隠されています。
しかし、これがかなり地味でして、例えば下のマップのキノコもかなり小さいです。
(左下の主人公の、⇒の緑のエノキっぽいもの)
とはいえ、普通にプレイしてラスボスまでいくと、40~50個くらいが集まりました。
なお、キノコを66個揃えてエンディングを迎えると、兄が車椅子ではなく、自分の足で立つそうです。
そこまで集める気力はありませんでしたが、たぶん残り11個ほどを集めるのも、20~30分あればできたことでしょう。
なお、キノコの取得も特殊な方法があり、かつヒントがそれぞれイラストで示されます。
例えば下のは、マップの赤枠の位置でずっと後ろ向きに進んでいけば、「G」の位置でキノコが貰えます。
感想まとめ
ツクールシリーズで作られたそうです。
定価は660円、セールで500円未満で買えたので、コスパという点では十分満足です。
ところどころ操作性による不自由や、キノコの唐突さ、ボスへの攻撃手段のよく分からなさはありました。
しかし、ゲーム内ヒントなども比較的丁寧でしたし2段ジャンプの斬新さは良かったですし、ボリュームもコンパクトで数時間のプレイで全部が揃うというお手頃感でした。
まあ総じて、そこそこ良かったんじゃないかなあと思います。
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